2020年11月13日
初めてヨーロッパのインプラント学会に参加したのは2014年の9月、イタリアのローマでした。私はその時にクーリー先生と出会い、自家骨移植に目覚めました。次の年からもヨーロッパのインプラント学会に通うようになり、そのうちこの学会の認定プログラムがあることを知りました。
英語がすごい得意と言うわけでもないですし、格式高いヨーロッパのインプラント学会の認定なんてとても取れるものではないなと感じていました。しかし毎回ヨーロッパのインプラント学会に参加すると、周りの友人で何人か取得した方などもおり、お前ならいけるよと肩を押してもらうことが今回受験するきっかけとなりました。
実は2019年にも申請をしようとしたのですが、準備が足りず、翌日から準備を開始し1年間準備をして2020年の受験に備えました。一緒に勤めている歯科医師の先生にも協力をしてもらい、毎週早朝に論文を必ず読み、知識を蓄え、またヨーロッパのインプラント学会の水準に合うような症例のアーカイブも行いました。
認定証や、合格通知等がまだ正式に到着しないので少々心配ですが、コロナの影響もあり合格発表はズームでの発表となりました。今回その時の様子をあげさせていただきます。
ここ数年、夢にまで見たヨーロッパのインプラント学会の専門医に選ばれ、非常に嬉しく思います。しかしながら、専門医に選ばれたからといって今日から別人と言うわけでもなく、今までと同じように目の前の仕事には全力で取り組まなければいけません。どこまで進んでも満足することは無い。走れば走るほど遠のいていくスタートライン。残り15,000時間、走り続けます。
永田浩司
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2020年11月13日
当院で使っている、ガラスセラミック型のセルフエッチングプライマーの科学論文の検証です。
自分が使っている材料のことを何も知らない歯科医師が世の中のほとんどです。科学論文どころか説明書も読まない、セールスマンの言うことだけを聞いて使っている。おかしくないですか?科学者の端くれとして。
大変失礼いたしました少し感情的になってしまいました。実は私も追いつかないところがあり、私こそがそのような状況に忙しいとなってしまうと言う事が強く、今回ブログで科学論文を抄読していくことにしました。必要があれば現場のフルテキストを読んでいきますが、今回は多くの科学論文のアブストラクトを得ることができましたので、こちらを毎日1本ずつ解説していこうと思います。
論文抄読はすべて私のInstagramのアカウントにアーカイブし、ゆくゆくはYouTubeで発信していくつもりです。
歯科理工学会認定デンタルマテリアルアドバイザーのnagata kohjiがワンステップセルフエッチングプライマーの最先端の世界をご紹介いたします。
永田浩司



2020年11月13日
半年間に及ぶマウスピース矯正の研修を終えました。
研修前と研修後ではマウスピース矯正に対する考えが大きく変わりました。マウスピース矯正と言うと怪しい金儲けの矯正治療だと思われることが多いですが、むしろ従来の治療法よりも科学的ではないかと思えるくらい、治療法が確立していると思いました。
マウスピースのマスターコースに関しては日本ではたった1つのコースしかなく、その研修費は高額なことから、ある程度の規模がなければその研修を受けることさえ叶いません。医療法人アスクラピアからの支援を得て、今回半年に及ぶマウスピース矯正のコースに参加して参りました。
どんな治療でもできると言いたいところですが、実際ではそうではなく、外科を伴ったり重度の不正咬合に関しては重症患者様たちだけを扱っている方たちが治療したほうがいいと言うこともよくわかりました。
マウスピース治療に限らず、医療として矯正治療を考えた場合、マウスピース治療とは何でしょうか?
本来医療には
病因
解決策
治療方法
の順番に考えていかなければいけませんが、矯正治療の患者様がいらっしゃる時、考えている順番はどうでしょうか?多くが、治療方法のみです。
矯正治療であれば以下の順番で考えなければいけません。
理想的な歯のポジション
それに必要な移動
必要な移動量を得るための矯正装置
私の知る限り全ての治療オプションを1人の歯科医師ができると言う事はおそらくあり得ません。逆を言えばその歯科医師が持っている治療オプションで必要な移動を得るためにはどうすれば良いと言う組み合わせになっていくと思います。知識や経験引き出し、これは歯科医師として常に学び続けなければいけないことだと痛感しました。
マウスピース矯正とは、矯正装置の1つに過ぎないと言うことです。
医療サービスとしてはこのほかにも、時間的な制約、経済的な金銭的な制約も非常に重要なファクターになってきます。
これらすべてをバランスを取って患者様に最良のプランを提案してあげること、そして矯正治療だけの提案であってはいけなく、一般治療も含めて健やかに、美しい笑顔を提供するにはどうすればいいか?そこが歯科医院の差になってくると思います。
価格競争にはついていかない。
永田浩司
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2020年11月13日
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歯科医院ひいては医療機関で働くすべての皆様へ。
専門知識は専門家だけのものと思っていませんか?
翻って自分が患者様だったらどう思うでしょうか?そこに勤めている受付であったりアシスタントの人も含めて最先端のサービスについて知っていると思いませんか?少なくとも私よりも知ってると思う、あるいは知っていて欲しいと思うのは当然のことだと思います。
いちど入ってしまうと、自分の業務から抜け出すのはなかなか難しいことですが、業種の殻を破ってせっかくだから勉強しましょう!
医者と言われるとすごいような感じがするかもしれませんが、小さい分野に絞ってみれば医者と言う枠組みがなくてもそれ以上の知識を得る事は非常に簡単です。たった1つの分野、トピックスでもいいと思います。医者よりも詳しい何かを一緒に働いている全ての人に持って欲しいと思います。
永田浩司