Khouryテクニック
2022年10月12日
皮質骨と海綿骨が一体となったブロックを頬棚から採取する。採取したブロックを用いて骨欠損
部に骨壁をつくりスペースメイキングを行う方法。できたスペースに顆粒状の自家骨を補填し自家
骨のみで骨造成を行う。骨造成には細胞、成長因子、足場の3つの要因+時間が必要。骨補填剤
において唯一自家骨のみ3つの要因を持った骨形成能を有しておりゴールデンスタンダードとされ
ている。移植したものが生体に定着するためには血管新生が怒る必要があるためブロックが厚す
ぎると壊死してしまう。かといって薄すぎると操作中に割れてしまうこともあるため0.8~1.0mm
くらいの厚みにコントロールすることが重要。
採取方法:マイクロソーもしくはピエゾトーム
このKhouryテクニックも現在はデジタル技術が応用されている。CT上で神経の位置を考慮して、
十分に厚みや大きさを確保できる部位を計画し、その情報をもとにCAD上でガイドを作成する。
ガイドを使用することで安全かつ十分な量のブロックを誰でも採取することが可能となる。