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船越ベーシックコースDay7〜8⻄⽇本新聞会館 2022.1022〜23

2022年10月26日

⻭周外科について(⻭⾁切除、FOP)
⻭周組織が⻑期にわたって健康な状態を維持しやすくするための環境づくり、つまりプラークコントロールしやすい環境作りのことで、⻭⽛および⻭周組織の⻑期的な保持や再⽣を⽬的とする。あと、審美性の回復のために⾏うこともある。
⻭周外科成功への第⼀歩として、切開とナートも⼤事ではあるが初期治療でしっかり感染物を除去することが最も重要である。ここが中途半端だと術中の出⾎が多くなり術野が不明瞭になったり、術後の組織の再付着が起こりにくくなる。また、⼝腔内感染除去のファーストチョイスはペニシリン系で船越先⽣⽈く2000mgまで投与可能で副作⽤も少ない。

 

⻭⾁切除術(GV)/⻭⾁整形術(GP)
これらを⾏う時は付着⻭⾁幅が⼗分に存在していることが前提
⽬的としては、⻭⾁やポケットの除去、繊維性⻭⾁増殖の除去、臨床⻭冠獲得、ナイフエッジマージンをつくる、⻭⾁クレーターの改善、遅い受動的萌出を助けることである。
(受動的萌出とは⻭⾁の⻭根⽅向への移動のこと)
禁忌事項としては、付着⻭⾁幅の不⾜や⽋如、⾻縁下ポケットの存在、⻭槽⾻辺縁部の肥厚している時である。

 

術式の切開線は1.5〜2mm根尖側に設定し⻭冠側へ45°のテーパーをつけて⾏う。
模型実習で⾏った時は⾃分のイメージとメスの⾓度が⼀致せずかなり苦戦した。実際の⼝腔内では視野も暗
く、⾆などがありさらに⼤変だと思うので⽇頃からのメスの使い⽅に慣れていかなければならない。
術後は⾮ユージノール系の⻭周パックで創部を覆う。今までは1週間たったら再度交換していたが、現在は患者の負担を減らすために2週間そのままにしておく。創⾯の洗浄は⽣理⾷塩⽔にて⾏う。(オキシドールは発泡作⽤があり刺激性があるので使わない)
縫合の⽬的は、⾎餅の保持、⼀次性創傷の治癒促進、術後疼痛の軽減、⻭⾁弁を適切な位置に戻す、⾻の露出防⽌、⻭⾁組織辺縁を保持である。特に創傷部の閉鎖には死腔ができないように適当な緊張感を与えることが⼤事である。きつすぎると壊死を起こす可能性があるので⼗分な緩さを得る。また、治りが悪くならないように⾻と弁の間は⾎液をなるべく介在させないために⻭尖側から⾎液を絞り出す。

 

縫合針
⾓針:フラップの先端がちぎれる恐れがあるので⻭周外科には向かない
逆⾓針:組織が切り取られないように縫合⽷に対して抵抗するので⻭周外科向き
テーパーとテーパーカットタイプのものがあり後者はMucogingivalsurgeryに適している

 

縫合針

モノフィラメント
マルチフィラメント:ツイスト、ブレードタイプがある

⾮吸収性:絹⽷、ナイロン、ePTFE(Gore-Tex)、dPTFE、ポリエステル

 

吸収性:
プレーン腸線:引っ張り強さが弱く、唾液に触れると24時間で強度の50%が失われる。3〜5⽇で吸収される。クロミック腸線:⽣体酵素に抵抗するためクローム塩⽔溶液で処理する事で7〜10⽇間に吸収期間を伸ばすことができる。5⽇間で強度の40〜50%保持される。

 

合成:

ポリグリコール酸(PGA):絹⽷、Vicryl等

引っ張り強さは2週間で約65%、3週間で約40%残存していて、加⽔分解により56〜70⽇で完全に分解される。

 

ポリグレカプロン:引っ張り強さ1週間で約50〜60%、2週間で約20〜30%残存し、3⽇間で消滅する。加⽔分解により91〜119⽇で完全吸収される。

 

 

⻭⾁剥離掻爬術(Flap_Operation)_

最近、最もポピュラーな術式で⻭⾁切除のようにポケットを切除せずにセメント質、⻭⾁繊維郡や⾻を再⽣させることを期待している。また、全層弁(FULL-THICKNESS_FLAP)で剥離することでセメント質や⻭根膜の誘導も期待する。

 

⽬的と適応

・初期治療後の再評価時に残存ポケットが4mm以上ある場合

・⻭槽⾻の辺縁から肥厚している場合

・⾻縁下ポケットのある場合

・⾻縁下ポケットに対して⾻移植を⾏う場合(DFDBA>FDBA:⾻誘導タンパク量が多い)

・ヘミセクションや⻭根除去を⾏う場合(プラークコントロールを容易にするため可能ならD根を保存)

・ポケット底部がMGJを超えている場合

・臨床⻭冠が短い場合

・診査並びに診断のため

ただし、弁を根尖側に⼤きく移動させる場合は⻭根が露出することで審美性、発⾳そして、Hysの症状が問題になることがあるため注意が必要。

 

成功率(SC、RPを⽤いて⻭⾁縁下の⻭⽯や⻭垢の除去率)

PD<3mm_:_83%(ほぼ成功)

3mm<PD<5mm_:_39%(失敗のリスクが多い)

5mm<PD_:_11%(ほぼ失敗)

平均3.73mm以上の⻭周ポケットでは、⻭垢、⻭⽯や変性セメント質の除去は不可能であるため⻭周ポケットが4mm以上の場合は⻭周外科処置が必要である。

 

FOP後の治療結果

1)⻑い上⽪性付着:上⽪が根⾯に沿って侵⼊し新付着を妨げる

2)新付着:⻭根膜由来の細胞が増殖し⻭根表⾯を被覆する

3)⻭根吸収:⻭⾁結合組織由来の細胞が⻭根表⾯に吸着すると結合組織性癒着の形で付着が起こり、⻭根吸収が起こる

4)⾻性癒着:⾻由来の細胞が掻爬した⻭根表⾯まで増殖し接触すると⻭根吸収と⾻性癒着が起こる

 

⻭⾁切除術とFOPの⽐較

 

個別相談へのご案内

歯科治療には様々な素材・治療法がありますので、患者様がどの治療法がご自身に合っているかを判断するのは難しいものがあります。当院では十分な時間を取り、実際の症例・素材・模型などを用いながら、患者様が納得されるまでご相談させて頂きます。

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