世界最先端デジタルデンティストリー EAO Congress 2022 in Jeneve
2022年10月20日
診断
DICOM、STLのマッチングを行い骨、歯列、顔貌の評価を行うことに加えてFacial motion、Jawmotionといった動きの要素が加えられていた。
計画
Aumented Reality (AR)
AR技術を使用し直感的なインプラントプランニンングが可能に。ゴーグルをつけることでどこにいても計画を行うことができる。計画の微修正はソフト上で必要。
HOLO DENTIST
硬組織造成
Prosthetically Guided Regeneration(PGR)
理想的な歯牙形態や配列を行うために垂直的造成が必要な時目安となるガイドを作成していた。アナログでも作成は可能だがCAD上で設計することで効率化を図ることができる。
CADCAM チタンメッシュ
従来は高度の骨欠損部位に最終的に造りたい形をイメージして、チェアサイドでチタンメンブレンを曲げて適合させていた。しっかりと適合させるための賦形やそれにかかる時間が難点だった。
現在はCAD上で術前にチタンメンブレンの理想的な形態を設計し、CAMでチタンメンブレンを作成している。この方法により術中は適合を確認し、骨補填材料を詰めてスクリューで留めるというシンプルな術式になっている。
PGR
チタンメッシュ
印象
IOS scan Double Digital Scanning (D.D.S)
all on Xのケースでは口腔内にスキャンボディと軟組織しかなく画像が単調になってしまう。スキャンが困難なだけでなく最大で50μmのずれを生じる。さまざまな工夫をしてスキャンが試みられている。その中で今回紹介があったのがPanos Papaspyridakosが考案したD.D.Sである。
口蓋にリファレンスポイントとなるポイント付きシールを貼ることで複雑化することでマッチングポイントを増やしデータの正確性を向上させる方法である。シールを貼るだけなのでとても簡便である。またインプラントの位置関係を正確にトランスファーするために位置情報だけをスキャンするPhotogrammetryという方法もある。STLとマッチングさせることでより精度の高い治療が可能になるが専用のカメラが必要。