ISPRD レポート インプラントの父 Alblektsson
2019年06月9日
ブローネマルク亡き後、インプラント父の兄弟といえばこのかた。
新しいデータも加わり本当にパワフルの一言。勉強復習するには集中しても一週間かかりそうな内容で、正直ついていけませんでした。
期間限定で勉強中の原著pdfをリンクします↓
https://www.dropbox.com/sh/etdci5jdqzpwptw/AABDr7hwZa8XJeLY-6HfQh-Oa?dl=0
✅Peri-implantitisとPeriodontitisは全く違うので混同しない。当てはめて考えようとしないこと。
インプラント周囲の白い部分に注目。骨質が悪くてもインプラントが骨に固定を得られるのはこのForeign Body Reactionによる皮質骨による被包化が大きなところ。骨質4でドキドキしながら加重している先生、経時的にトルクを増やして被包化を図ってると理解するとスッキリしませんか?
セメントでインプラントの補綴物をセットするということはまずまずありません。当院では1年間で1本あるかどうか?セメント固定を避ける作戦はいろいろありますが、補綴的なお話ですのでまた今度。マイクロギャップ、プラットホームシフト、TLの優位性、セメントの危険性、でもセメントでもうまくいっている先生がいる理由=うまいから。
“Excess cement is another foreign body reaction. “
Thus it may cause periimplantitis, consequently.
Does it make sense?
✅インプラント周囲の辺縁骨の吸収は以下の三つが原因
1 Poor Implant
変なインプラントは使うな。最近は減ってきたけどHAコーティングしているインプラントてつかってるなんてとんでもない(ALBLEKSTSSON談、私ではありません!)。
2 Poor Patient
喫煙していたり(6Mいないの喫煙はインプラント治療を控えるべき)、重度の糖尿病(HbA1C>6.5)だったり、末期癌の患者様 であれば、やはり経過は良くないでしょう。
3 Poor Surgeon
辺縁骨の周囲にストレスをかけてインプラント埋入すると1年以内の辺縁における骨吸収が有意に大きくなり、さ、ら、に、インプラント辺縁における周囲骨の吸収量は、熟練したものが行うと長期にわたり安定し、未熟なものが行うと1年後の吸収量の差だけではなく経時的に骨レベルが下がっていく。。。。。!
経験は大切。術者の熟練度によるインプラントの経過、これをデータにするってなかなか↓
骨表面における、Over compression necrosisとHeatingが大きなところかな。ざっくり理解しすぎ?
免疫系、生物学の話などはとても初学者には理解できない範疇でしたので追って報告します。この図をみても、話を聞いてもさっぱり。。。
永田浩司