マイクロエンド♯立川
2018年03月16日
こんにちは、荒尾です。
昨日、マイクロエンドの講習会に行って参りました。国内外で活躍される日本のトップエンドドンティストによる1日のコースは非常に内容が濃く充実したものでした。
コースでは破折したリーマーの取り出し方や、穴が開いてしまった歯根の修復方法など、当院で普段から取り組んでいる非常に難易度の高い治療を、焼き直す良いきっかけになりました。
ポイントは
CTによる診査
マイクロ下での確認操作
解剖学的特徴の熟知
超音波器具の応用です。
今時ラバーダムをしないで根幹治療をしている歯医者はいないと思いますが、こちらは必須です。歯周外科との連携、残根にももちろんかけていきます。ラバーダムなしではマイクロはできません。
設備があるだけではいけない、
現状に満足することがあってはいけない。
日進月歩の歯科界で、日々たゆまぬ努力をするからこそ、患者様に信頼されるのです。
最近は、見学のドクターになぜここまで歯を抜かないかと聞かれます。抜けばインプラントになるのに???
なぜ抜けないか?
残す技術がないからだろう、、、
グッとこみ上げる商業ベースの歯科医師に対する怒りを押し殺し、愛想笑いで、先生によって色々な感があるから、一概には言えないね。と対応する自分。
レベルの高い治療は時間もコストも労力も人一倍かかります。治療後のリスクも大きいです。金儲けも大切ですが、それだけで歯科医療と付き合ってる医師には一生わからないと思います。
毎日診療室に赴き、朝から晩まで切磋琢磨し、常に己を磨かぬものには、その感覚は一生得られないだろう。
荒尾麻里子